うごうごうごろもち。
ことしはもうハナから初日はすてていた、マルティプルマーマレードのセールに行った。くっそー。
長年おつとめの、チョーかわいいひとがおやめになるらしい。ざんねんだ、目の保養先がへるぜ。マルティプルマーマレードの化身、ってカンジだったのになぁ。
私はカオがこわいので、このブランドの服を着るときは細心の注意をはらわねぇといかん。真剣に黒ゴス着てるヒトみたいになってしまう危険と、つねに紙一重だ。ハクヒョーふみまくり……って、イヤふんでないふんでない。セーフだからセーフ。たぶん。
ということで、その危険性と、明日つかえることをある程度意識しつつ、ぶんどってきたのはコレだ。
- ベージュのスカート
- ベージュのタンクトップ
- ベージュのジャケット
- コサージュ
- 髪どめ
ベージュ地獄。
スカートはイケるはずだ。だいじょうぶだ。
あと、ジャケットがめっさカッコえぇ。私の包容力ありげな広い肩もバッチリあうし、ものすごくスッキリみえる。はっはっは、もともとスッキリしてんだよ実は。みたいなー☆
はやく着たい。でも長そで。
雨がふっているので、いつものコースは短縮。
アンティークロージアムでは、これまたすばらしいジャケットを目撃しちまった。ここのリメイクは、ホントに秀逸だよ。値段もだが。
こんど行って、まだあったら買う。って、この決意いったい何回してるだろかね。生涯総タクシー乗車回数よりは多いな、確実に。
その近くのヴィンテージの店はこんど閉店するらしく、セール中である。
でも私がホレたのは、セールでもなんでもない、閉店まぎわだからこの季節にも出ていたとおぼしきフェルトのぼうし。なぜ、この梅雨まっただなかにフェルトのぼうしにホレなきゃならねぇのか、心底疑問だ。なのに、なぜ買う。50年代のぼうしばっかり5つももってるだろ自分。だって好きなんだもーん。
しかし、きょうは爆発したね、ひさしぶりに。まぁボーナスも出たしさー。
爆発ついでに、巌陶房に注文しといたオランダいちごのパスタ皿をひきとって帰った。おもい。
うきうきうきたひでいえ。
そういえば、こないだまたやっちゃったんだよこのバカが。
先日の友人の華燭の典において使用するストールを衝動買いしやがったんだよ。
しかもそのストールってそのときに着たワンピースより高いんだよマジで。
なんであんなに高いのか。いくら一点モノつっても、30×100くらいの、パッチワークといえば聞こえはいいが、つまりはあまり布のつぎはぎだろ。
解せん。
ついでに、イヤリングも買っちまったし。こんなもん買うの、何年ぶりだろか。
そういうものを衝動買いさせてしまう魔力が、アッシュ・ペー・フランスのセレクトにはあるんだな。そうだ、だから私のせいじゃねぇ。
そういうことで。じゃあ、行ってくるから!(注:経済学者・呉文炳の辞世のことば。かっこえぇ。)
たりたりたりきほんがん。
きた。巌陶房。
しっかし、なんでこんなに愛らしいんだろかね。
今年は、ずいぶん種類がふえた。以前からの山帰来にくわえて、きいちご、バラ、てっせんにスミレなんかもあって、もうぜんぶほしい――と思ったが、そんなことができるハズもねぇ。
結局、
- きいちごの小鉢
- オランダいちごのコーヒーカップ&ソーサー
- ねじりばなのさんま皿
- オランダいちごのパスタ皿
をドカンと買ってしまった。嗚呼。明らかに買いすぎだろ。
さっそく、戦利品をもちいて茶をいれ――きゅうすも、以前買った巌陶房のさくらなんだが――、近所のケーキ屋で買ってきたタルトを食す。文化的だー。この文化をわすれてた、去年は。
もう、完全に思いだした。部屋もきれいだし、ガスまわりもピカピカ☆ そしてあさってにはタケノコもくる。
美しい音楽は美しい生活から、と千秋もいっているコトだし、そういうふうに生きねばならんな。
って、春になると毎年思ってる気がする。
で、夏には挫折してる気がする。
ぽりぽりぽりてとらふるおろえちれん。
今日もやっちまった。くつ2足、有言実行三姉妹だ。実際三人きょうだい。そんなことはだれも聞いてねぇ。
最初からキスコをねらっていったのだが、注文どおりのがあるからいかんのだ。黒のローファーはともかく、白でかつマリン。しかもはきごごちサイコー。いや、店員もビビるくらいの即決ぶりだよ。
「じゃあ、これお願いします。」
「あ、はい。えーと、どちらの……。」
「両方です。」
キッパリ。みたいなー。所要時間5分、しかも大部分は試着待ち。
ムダに侠気を発揮してしまった。
でも、もう当分買わないから。バッグは給料出てからだ、いくらなんでも。べつに倫理的にマズイんじゃなくて、たんに容量の問題なんだから、いつだっていいんだ。
しかし、何年かまえにキスコで買った、赤のエナメル蛇革型おしのローファーがすごくよかったのだが、もうつくらないんだろうか。愛用しすぎて、はきつぶしてしまったのがおしい。またつくってほしい。ちなみに、おなじものの色ちがいを、白や黒でつくってくれてもかまわない。
ぎちぎち議長。
あの文体、うっとうしいからやめた。キモいっちゅうの。
今年度はバシバシ買えるハズだ。なぜなら給料とりになったからだ。いままで給料とりじゃなかったんだ、28歳のクセして。自分でトドメをさしてしまった。討ち死に。
ということで、給料とり第一弾(ていうか、給料はまだもらえてないんだけど)は、やはりスーツ。儀式にもつかえる、サマーウールの紺スーツだ。
「紺のパンツスーツ」ということは自分のなかで決定していたので、それにあわせてイロイロとめぐってみる。
まず最初に目についたのは、ICB。しかしなー28にもなってしかもカタいギョーカイでICBはねぇだろよ、と却下してニューヨーカーなんぞにいってみたりしたのだが、コットンしかない。自分でいうのもアレだがめっさ似合ったんだけど。パンツ丈も修正なしだぜ、いぇい。
つーか、文体はうっとうしくなくなったけど、キャラクターがそもそもうっとうしいな。めんごめんご(←どっかでつかいたい。そして流行らせたい。もちろん、勤務ちゅうにだが。)。
でも、根本的に発想をかえてみた。ていうか、階層をかえた。いつもより1つうえの階にしてみた、具体的にはマーガレット・ハウエル。
あった。
サマーウール! というサラサラ感。自分は外見がわりあい攻撃的なので、必要以上に威嚇してしまうコットンよりは、やはりサマーウールのほうが埋没しやすいだろう。まぁ儀式だし。
こっちはすそ直し必要。かつ、ジャケットのジャストサイズがなかったのでとりよせてもらうことにして、ひきとりは日曜だ。
ギリセーフ(儀式は月曜)。
しかし、マーガレット・ハウエルのスーツはいくらなんでもやりすぎだろう、と思わないこともない。こんな(28だけど)社会人デビューしたての人間が、いきなりマーガレット・ハウエルかよ、けっ。みたいな。
まぁ、そのまえにアローズ、ポール・スミスと推移はしてるんだけど。ホントにろくでもない着道楽だな自分。
こんなに気が大きいのも、給料の額がわかったからだ。
フフフ。
つぎは、バッグとくつである。ポーターかどっかでトートを買いたい。くつは、2足はほしいな。ホント何様だよ自分。
みしみしミシシッピ。
あー、やっちゃったね。
毎年、ビームスのセールではなにかしらやっちゃっている私ですけど、今年もわすれたころにやってきた。
だって、ビームスのセールでの安くなりかたって、おかしいもん。
アレだね。もとの値がぜんぶミセケチ(注:見せ消ち。修正内容がわかるように、2本線などで修正してあること。古典文学のギョーカイ用語)なのがミソなんですよ、きっと。
もとの値がいくらで、いまココまでさがってるってことがまるっとわかっちゃうじゃないですか。しかもこのセールも最終盤の時期になると、「さらにお値下げしました!」的に、何度もミセケチしてあるワケですよ!(サンボマスターふうに)
そうすると客は、「えー、こんっっっなに安くなってるの? しかも、何度も下げた状態で私と出会っちゃったってことは、これって運命? もしかしてこの服、私との出会いをまってた?」みたいなカンちがいをしちゃうワケですよ!(サンボマスターふうに。って、しつこい)
ねー。
まぁ、そういうカンちがいを盛大にしちゃってることはじゅうじゅう承知のうえで、なおそれにのっかってしまうおろかな私。
自分をあわれんで、ちょっと泣いてあげます。ウソです。
しかし、今回はスゴいよ。いままでに見たことない原産地(?)でした。スイカみたいだな。
タグをみたら、「made in Cyprus」ってキプロスかよ! と驚愕しつつしらべたら、このブランド「EROTOKRITOS」は、キプロス島とパリをベースに活動しているデザイナーなんだそうです。へー。
私のクローゼットも、なんだかかなり急激に国際化したカンジがしますねぇ。キプロスは、サスガに予想外だった。ちょっと意表をつかれました。
今回購入したのは青いニットなんですけど、そでがパフスリーブみたいになっているのと、えりもとにボタンがついているのがかわいらしいのです――そして、このくらいなら明日つかえる(半そでなので、夏までまたねばなりませぬが)と思われるのです(いいわけ第1弾)。
これ、ずっと気になってたんですよね。でもかなり、イヤすごく高かったので、まぁムリだろうと思ってたら、70%くらいオフになってて、これはもう買うしかないわ! と(いいわけ第2弾)。
まぁ、やはりまえから気になっていて、今回半額になっていて、試着したらちょっと肩がきゅうくつだったコートを断念したくらいの理性はのこってましたよ(いいわけ第3弾)。
結局、口をひらけばいいわけになるってコトですね。ということで、黙して語らず。って、おそいか。